【体験レビュー】ムアツ マットレスの寝心地・特徴を徹底解説

日常

あの大ヒット寝具がリニューアル

この記事では昭和西川の「ムアツ マットレス」についてご紹介します。

実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。

ムアツ(MuAtsu™)とは

ムアツとは、凹凸形状の「点で支える」というコンセプトで作られた寝具シリーズのこと。

特にムアツの敷寝具(ムアツふとん)は、1971年に発売開始し、累計販売数400万台以上を達成した大ヒットロングセラー商品として有名です。

 

もともとは医療用として作られた「ムアツ」

ムアツはもともと、床ずれ防止予防を目的として開発され、医療現場で採用されました。

床ずれは体の同じ部分が圧迫され続けることが原因のため、圧力を分散する力(体圧分散性)と寝返りサポート性が敷寝具に求められます。

 

そこで昭和西川は、大きな圧力がかかるロケットの先端の形状(タマゴ型)からヒントを得て、上からの圧力に強いタマゴ型の突起物を高密度に敷き詰めることで、体圧分散性と寝返りサポート性が優れた敷き寝具として「ムアツ」を開発しました。

 

降、医療用だけでなく一般家庭用にも普及し、メーカーの昭和西川は「プロファイル(凹凸構造)ウレタンマットレスのパイオニア」として、業界内で存在感を放っています。

 

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ムアツ マットレスの種類

ムアツ マットレスには、5つのモデル(硬さ違いありの計8種類)があります。

 

 

モデル 20年ムアツ XX 20年ムアツ X 20年ムアツ スタンダード ベーシック
厚さ 10cm 9cm 8cm
ウレタン 3層 2層
高通気 3層 1層
高弾性 3層 2層 1層 なし
ポリジン
防ダニ ×
硬さ 1種類 2種類(レギュラー・ハード) 1種類
価格帯
(Sサイズ)
198,000円 143,000円 104,500円  77,000円  49,500円

このうち、この記事でレビューするのは「20年ムアツ X(エックス) のレギュラー」(左から2番目)です。

ちなみに、商品名の「20年」とは、「正しくメンテナンスすることで20年以上使えるほどの耐久性がある仕様」という意味です。

20年シリーズはJIS規格の3倍(24万回)の圧縮試験で好結果が出るほど耐久性が高いウレタンフォームを使用しています。

ムアツ マットレス(20年ムアツ X)の評価は?

当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。

  • 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
  • 寝返りのしやすさは?
  • 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
  • クッション材の品質はどうか?
  • 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
  • 底付きや圧迫感がないか?
  • 価格相応の寝心地と言えるか?(総合評価)

【総評】コレ選んでおけば間違いないでしょ。というレベルの仕上がり

「薄型の折りたたみマットレス」というジャンルにおいて、ひとつの完成形ともいえるハイレベルな仕上がりです。

まず、2層にわたる凹凸(タマゴ)構造のウレタンフォームによって、豊かな体圧分散が得られます。

そして、2層にわたる高弾性仕様のため、滑らかで力強い反発力によって、体がしっかり支えられます

さらに、(3層すべて)無膜仕様のため通気性が抜群で、ウレタンマットレスにありがちな蒸れやすさも感じませんでした。

なお、耐久性も高く、JIS規格の3倍にあたる24万回の圧縮試験でも高い復元率(約97%)を維持しています。

極めつけは衛生面。銀イオンによるポリジン加工のカバーには高い抗菌防臭性があり、芯材(1層目)にも抗菌加工が施される徹底ぶりです。さらに防ダニ加工もあります。

要するに、体圧分散・寝姿勢保持・寝返りサポート・耐久性・衛生加工という、マットレスに欲しい機能が高いレベルで備わっているのです。

よって、価格はそれなりに高いですが、選んで失敗しないマットレスのひとつと言えるでしょう。

 

ムアツ マットレス(20年ムアツ X)の特徴&メリット

コレが特徴・メリット
  1. 点で支える「プロファイルウレタン」
  2. 通気性が良い「無膜ウレタン」
  3. 耐久性が高い「復元率98%」
  4. 衛生面も抜群「ポリジン加工」
  5. 取り扱いやすい「三つ折りタイプ」
  6. 150日お試し期間付き(公式サイトのみ)

1.  点で支える「プロファイルウレタン」

ムアツは凹凸形状(タマゴ型)の「プロファイル・ウレタンフォーム」を使用しています。

点構造は部分ごとに支持する力が変わるため、寝姿勢が整いやすいことと、荷重が集中しにくいため圧力を分散することが特長です。

 

さらに、点で支えることにより、体の部位の重さの違いに応じて、きめ細やかにサポートできます。

なお、点構造は横に振動が伝わりづらいので、静かな寝心地で二人で寝るのにも適しています。

 

2. 寝返りしやすい「高弾性タイプ」

本モデル(20年ムアツ X)は、ウレタンフォームが3層仕様ですが、上層2層が高弾性フォームとなっています。

高弾性(高反発)フォームは、もっちりとした豊かな弾力性があり、体の動きをサポートする力が強く、寝返りなどの動作がしやすいことが特徴です。

 

3. 通気性が良い「無膜ウレタン」

20年ムアツ Xのウレタンフォーム(3層とも)は、「無膜加工」を施し、ウレタンに膜がない構造をしています。

一般的なウレタンフォームは蒸れやすいことがデメリットですが、こうした無膜加工を施すことによってウレタンならではのデメリットが軽減されます。

さらに、ムアツは点構造(プロファイルタイプ)のため、平面タイプのウレタンフォームよりも体に接する部分が少ないことで、より蒸れにくい仕様となっています。

 

また、ムアツの側面・裏面カバーはメッシュ生地(生地の中で最も通気性が高い)です。

 

要するに、マットレス全体としてよく考えられた通気構造と言えるでしょう。

 

4. 耐久性が高い「復元率98%」

すでにお伝えしたとおり、20年ムアツ Xの「20年」とは「正しくメンテナンスすることで20年以上使えるほどの耐久性がある仕様」という意味です。

その証拠となるのは、芯材のウレタンフォームの仕様です。

ウレタンフォームの耐久性は「復元率(の高さ)」で判断できますが、ムアツ20年の復元率は98%。これはかなり高めの数値です。

さらに、20年ムアツではJIS規格の3倍(24万回)の圧縮試験でも復元率97%台をキープしています。

 

5. 衛生面も抜群「ポリジン加工・防ダニ付き」

ムアツのカバーは、スウェーデンの大手化学薬品メーカー「ポリジン社」が開発した抗菌防臭加工(ポリジン加工)を施しています。

睡眠中はコップ一杯の汗をかくと言われ、寝具に汗や皮脂が付着することによって、ニオイの元なるバクテリアが成長・繁殖し、ニオイが発生します。

ポリジン加工は天然の銀イオンにより、微生物やバクテリアの成長を抑制し、ニオイの発生を抑える効果があります。

なお、ポリジン加工は半永久的な加工なので、何度洗濯しても効果は衰えません。

さらに、芯材のウレタンフォーム(上層のみ)にも、「Ag+抗菌加工」を施し、SIAAマークを取得しているという徹底ぶりです。

 

6. 取り扱いやすい「三つ折りタイプ」

20年ムアツ Xは「折りたたみマットレス」です。

芯材が3つに分割されていて、三つ折りできることが特徴。

折りたたみマットレスは使わないときに折りたたんで収納したり、移動しやすいことがメリットです。

また、手軽にマットレスを換気できることでカビが発生しづらく、掃除などもしやすいです。

 

7. 150日お試し期間付き(公式サイトのみ)

ムアツは公式サイトでの購入のみ、150日間のお試し期間があります。

自分に合ったマットレス選びというのは本当に難しいものですが、これだけ長い期間試せるなら安心して購入することができるでしょう。

また、ムアツ(昭和西川)のような、老舗ブランドでお試しサービスがあるのは貴重です。

なお、返品したい場合は、梱包材や集荷手配、返送費用が自己負担となる点はご注意ください。

 

まとめ

昭和西川の「ムアツ マットレス(20年ムアツ X)」をご紹介しました。

ムアツは1971年に発売開始し、累計販売数400万台以上を達成した大ヒットロングセラーの敷寝具で、2023年3月に「ムアツふとん」から「ムアツマットレス」にリニューアルしました。

サイズがマットレス規格になり、ベッドフレームでも合わせやすくなったことに加え、ラインアップがシンプルになったので選びやすくなり、より身近な存在に生まれ変わったと思います。

今回、体験・レビューさせていただいた「20年ムアツ X」は、ムアツブランドの代表的な特徴(高弾性・高通気・高耐久・高衛生)をすべて兼ね備え、昭和西川が理想とする寝心地を存分に味わえる代表的なモデルです。

実際の寝心地も素晴らしく、三つ折りマットレスの決定版とも言える完成度の高さです。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

 

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